2011/09/29

深夜のホームレス支援活動2011年9月28日


深夜のフェリーターミナルビル


9月28日の深夜から29日未明にかけて

路上生活者(ホームレス)の支援調査活動を行いました。

函館社会保障推進協議会(略称:函館社保協)の路上生活者支援グループで継続して行っています。

この日は道南勤医協本部の畑中さんと、建交労の鈴木さんと、港町にある津軽海峡フェリーターミナルで待ち合わせ。



えさん2000
 23時に青森から着いたばかりの「えさん2000」からは、大型トラックが次から次に出てきていました。

数日前には、このターミナルにいた女性が夜回り時に置いたチラシを頼りに稜北病院まで歩いて行き、病院相談課の援助で下宿生活となり生活保護申請をしたそうです。

この日のこの時間には、フェリーターミナルにはホームレスの方は見られず、私たちはJR函館駅に向かいました。




床に横になるホームレスの人
 JR函館駅は、函館市内でもっともホームレスの方が多い場所です。日中、パチンコ店、競輪場外車券売り場、中央図書館など、市内各所を転々とし夜、函館駅へ

駅の硬いベンチで横になるホームレスの方が多いのが特徴です。

本州の大都市圏のような公園にブルーシートで家をつくったり、駅構内や地下道などにダンボールで家をつくるようなものは函館では見られません。

改札上の掲示板上り下りの最終列車を表示

この日の函館駅構内のホームレスと思われるの方は男性3名、2名は待合室のベンチ上でもう1名は駅入り口のガラスの壁面と観光パンフのケースの間の床で寝ていました。

3名とも50歳代と思われ、相談先の電話番号の載ったチラシを傍らに置いてきた。

携帯電話もなく、所持金も底をついている場合もあることから、使用していないあるいは残度数があるテレホンカードをチラシに付けるなどの工夫も求められる。犯罪を未然に防ぐ、自殺予防の点からもホームレスの方に対する支援は活動の広がりが求められる。




深夜の函館駅は午前1時23分発の札幌行きの急行はまなすが発車し、午前3時22分発青森行きの急行はまなすが発車した後は、
午前3時30分から午前4時30分までの1時間駅舎を閉鎖します。

駅で寝起きしているホームレスの人は毎日午前3時半に駅を出て移動します。

2011/09/25

函館の泊から大間を見る



泊原発のやらせメール問題、発端は日本共産党への内部告発からのしんぶん赤旗のスクープ報道。

左の写真は、
函館市泊町からは、ごらんのように
津軽海峡の対岸、大間町が望めます。

泊と大間が隣合せです

再稼動、そして建設は認めない大きな運動を起こしていかなければならない。

ちなみに函館市泊町は戸井支所管内にある町です。戸井支所のある館町の西となり(函館市街地より)のまちで、7月末現在、26世帯、人口60人の小さな町です。

2011/09/24

函館「坂の上の雲」ロケ地から原子力と軍事関連施設が集積する下北を望む 


啄木小公園から見た、下海岸沿いの山並みです。一番右が汐首岬で、北海道と本州の最短距離17.5Kmです。

その汐首岬の上にある山、国土地理院発行の地勢図では標高300mの山には、名前のない
無名山です。

地元の人に呼ばれている山の名前があるのかも知れませんが、調べていませんので仮に「汐首山」と名づけたいと思います。



「汐首山」の上にはたくさんのアンテナ群があります。

右からNTT、次もNTT

警察、

防衛省

この他にも、防災公共無線の施設もあります




手前から防衛省、奥の2つがNTTです

防衛省のレーダーは、防衛省レーダーなどという看板類はいっさいなし。鉄条網でぐるりと囲まれ、監視カメラも設置されています。

右側のアンテナは横津岳(亀田半島最高峰)の方向へ?左側のアンテナは釜伏山(下北半島最高峰)あるいは、海上自衛隊大湊システム通信隊樺山送信所、近川受信所方向へ?


汐首山は、頂上一帯はむかし旧戸井町時代、牧場だったとのことで草原が広がる。

いまは、道産子たちの楽園になっていて、
山上の馬を見ていると、百獣の王のライオン
気取りで何食わぬ顔で私たち人間を見ていました。この馬たちは、民間業者が放し飼いをしているとのことで、戸井地区周辺に出没し、農作物への被害、交通事故などの影響が出ているそうです。

このことから、国道278号釜谷バイパス沿いには、馬と鹿の絵が描かれた2種類の動物注意の道路標識に出会う。



尻屋崎に連なる桑畑山、片崎山
 この日は、最高の天気でした。
津軽海峡を挟んで写真左から尻屋崎、中央に標高400mの桑畑山、右に片崎山300.5mが見える。低地は水平線に沈んでしまうため、函館市街地の大森浜などからはこの2つの山は汐首岬と大間崎の間の津軽海峡に浮かぶ島のように映る。

この一帯は東通村です。片瀬山の後ろは太平洋沿いに日本一の砂丘(鳥取砂丘より大きい)、猿が森砂丘(別名、下北砂丘)が広がる。この砂丘の大部分は、火器、弾薬類の試験を行う防衛省の下北試験場となっています。

さらに、使用済核燃料中間貯蔵施設の建設が進む、むつ市の海岸が見通せます。左から東通村、むつ市、風間浦村、大間町、佐井村、   津軽半島の竜飛崎、松前半島の白神岬、
                                                                             

汐首山からの眺め(函館市街地の方向)
                    
函館山へとつつく海岸線も一望できます。

汐首山はNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の日露戦争の203高地での戦闘シーンを撮影するため昨年ロケが行われました。

第3部はNHKで12月4日から25日まで日曜に放送されます。

                               日露戦争のときには、この津軽海峡に2隻のロシア軍艦が通過しています。