2014/03/29

函館 ~ 大地主の無法がまかり通るまち


函館の大地主さんへ。市民は困っています。 

 函館は道内の他都市いや全国にも例を見ない? 大地主の無法がまかり通る土地。 

 写真は昭和30年代の函館ではありません。今日の函館のとある町の通りです。砂利道には大きなクレーターが出来、水たまりが出来ています。 

ここは函館のど真ん中、周辺は函館の高級住宅街とも呼べる地域です。 最近、観光名所と化した、桜ヶ丘通りにも近い場所です。


ここに住む市民は舗装してほしいのです。しかし、私道のため地主さんの許可が必要ですが、舗装すれば樹木に悪影響との理由?簡易舗装も出来ず。 さらに、なんと除雪もさせないとのことです。ここまで来たら開いた口が塞がりません。 

ここに住む市民は、市民税や都市計画税を払っているのに地主さんの頑なな態度によって不利益を被っています。 

ここだけではありません。函館一の大地主(法人)は土地を借りて建てた家を確認に歩いています。家を直したら請求書が来ます。屋根を葺き替えたら5万円・・・そんなバカな。

  私の住むまちも私道が多く、ガスは危険だと、都市ガスのガス管を道路に埋設させなかったところもあります。そこに住む市民は割高なプロパンガスを使用せざるを得ない状況です。


 五稜郭駅前に広大な土地を所有しているH社は、”土地は絶対に売るな”との家訓があるそうです。ならぬものはならぬ、まるで会津藩のようです。都市計画道路でもある五稜郭駅前通は全部なのか一部なのかは分かりませんがH社から借りて道路が造られています。そして、特急の停車する駅前だというのにぺんぺん草が生えています。

 
 函館以外の土地に住む方には驚かれる話しですが、函館の重要課題の一つです。市議会でも超党派で取りかからなければならない問題です。何か良いお知恵があれば教えて下さい。
 
 
 

2014/03/26

函館市議会 2014年第1回定例会 反対討論



本日、函館市議会第1回定例会が終わりました。
大間原発訴訟の提起についての採決に注目され報道記者やテレビカメラが並ぶ光景を見ながら
7つの議案に対する反対討論を行いました。(大間原発訴訟については工藤寿樹市長の考えに大いに賛同し議案第90号「訴訟の提起」には賛成しました。)


反対討論の全文を紹介します。




           2014年第1回定例会反対討論
                           2014326

           

 私は、日本共産党を代表し、予算特別委員長の報告があった議案のうち、議案第1号、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第51号、議案第53号、議案第60号に対する反対討論を行います。

 

議案第1号平成26年度函館市一般会計予算中、高齢者交通料金助成費、障害者等外出支援事業費については、高齢者・障がい者の市電、バス料金の助成への上限設定に対して、また、利用しにくいプリペイドカードの使用を、やめてほしいなど切実な要望が多数寄せられているのに対して、市民の声を聞く、調査する、改善するなど努力する姿勢がないことが明らかになりました。

 

また、公立保育園民営化予算については、平成28年度に尾札部、臼尻両保育園を統合し民営化するために、平成26年度予算には土地の購入予算が計上されています。民間の保育士などが劣悪な労働条件のもとで働かされ、そのことが子どもを保育する環境の悪化を招いています。新たな保育システムが検討される中、今ほど公立保育園の果たす役割が重視されることありません。私たちは、これ以上公立保育園を民営化することを認めることはできません。

以上の2点の理由により、議案第一号について賛成することはできません。

 

議案第11号平成26年度函館市水道事業会計予算、議案第12号平成26年度函館市公共下水道事業会計予算は、いずれも41日から実施される消費税の3%引き上げに伴う予算です。

旭川市は、平成26年度予算で、低所得者に対し減免制度を活用し、3%引き上げ分について市民に転嫁せず、市が負担することを決めています。函館市は、水道事業会計、下水道事業会計いずれも黒字であるのにも関わらず市民負担を転嫁する内容となっていることから賛成することはできません。

 

また、議案第13号平成26年度函館市交通事業会計予算については、消費税増税に伴う条例改正を行い全体の約6割が利用する200円と220円区間において乗車料金改定を盛り込んだ予算となっています。両区間の利用者にとっては3%以上の引き上げであり、また70歳以上の高齢者にとっては、交通料金助成専用カードを利用できる回数が減り、市民の公共交通の利用が減少することが危惧されます。

以上の理由により、議案第13号平成26年度函館市交通事業会計予算ならびに議案第60号函館市電車乗車料金条例の一部改正については賛成することができません。

 

議案第51号市立函館高等学校の入学料等徴収条例の一部改正についてですが、この条例は、公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律の改定に伴い、公立高校の授業料の無償制度に所得制限を設定し、基準額以下の世帯に授業料相当の支援金を給付するものです。そもそも、高校の授業料無償化に所得制限を設けること自体がこの制度の後退につながるため、賛成することはできません。

議案53号函館市図書館条例の一部改正は、平成27年度から、図書館の管理を指定管理者に行わせるものであります。

公立図書館の業務は、図書館法に規定しているとおり、入館料などの利用料金は無料とすること等により、営業し利益を上げるにはふさわしい施設ではありません。指定管理者制度導入により公的役割を否定し、利潤追求の場となりかねない危険性があります。

また、現在の業務委託によって劣悪な労働条件のもと、働かされている1年契約の契約労働者の数が、拡大される制度となっています。函館市が、さらに官製ワーキングプアを拡大することに手を貸すことは断じて許されません。

 

したがって、議案第53条に賛成することはできません。

以上、7件の議案について賛成することができないことを申し述べて、日本共産党の反対討論といたします。



2014/03/23

函館から見える下北の風車群



マグロ漁?操業する漁船の向こうに見えるのは風車です。一体どこ?

津軽海峡を望む、啄木小公園からの今朝の景色です。肉眼では見えないのですがカメラの望遠レンズ越しにこのような景色が広がります。
 

下北の山並みと汐首岬のちょうど中間に島のように見えるのが標高400メートルの高桑山です。
寒立馬で有名な尻屋崎近く。 東通村です。この高桑山周辺にはエコ・パワー社、ユーラスエナジー社の2つの風力発電所の60基もの風車が立ち並び圧巻です。合計90,750KW。青森県は日本一の風力発電所立地県です。

一方で、大震災の余震(3月14日)で一時電源喪失に陥った東北電力東通原発があり、昨年10月には東電の関連企業が建設した使用済み核燃料中間貯蔵施設が完成、そして安倍政権のエネルギー基本計画でベースロード電源と位置づけられ、建設を許可し建設着工された原発は新増設にはあたらないとJパワー大間原発のほか、2011年1月に着工し震災で建設が中断している東京電力東通原発の建設再開までも目論まれています。


みなさん、原発の再稼働、「大間、島根3号機、東電東通」の建設は認めさせない運動、闘いが必要です。ご一緒に、声を上げ、選挙では原発推進の政党に所属する議員、候補者は当選させないことが大切です。

2014.3.23


2014/03/22

安倍晋三首相の”笑っていいとも”出演を考える

 
 
 
 
安倍晋三首相の”笑っていいとも”出演を考える
 
 
「楽しくなければテレビじゃない」
1980年代にフジテレビが掲げたこの路線、見るべきテレビ番組が無くなったと言われる今日の現状を作り出し、報道機関としての役割を堕落させた元凶がここにあるのではないか、と私は考えています。 
 昨日、”笑っていいとも”に現職の首相としてはじめてバラエティー番組に出演したことが報道されています。しんぶん赤旗では、新宿アルタ前で安倍首相の出演に抗議しようと約300人の人々が詰めかけ,
声を上げたことを報じています。 
私が中学生だった頃、”笑ってる場合ですよ”に変わりスタートした”笑っていいとも”
集団的自衛権行使容認、消費税増税、無期限に派遣労働させる法律・・・、福島原発からの汚染水問題・・・・
 まさに国民は、笑ってる場合ではなく、安倍「自民党・公明党」政権による政策に対して”笑っていいとも”など言ってられない状況を首相は判断できないのでしょうか? 
 安倍首相が次の友達を紹介、キムタクだそうです。フジテレビというのは産経新聞社のグループ会社(憲法を改正し、日本を再び戦争できる国にすることを主張する報道機関です) 
 BISTRO SMAPこれもフジテレビの番組です。
 国民的人気アイドルグループSMAPが出演する番組に登場した政治家は?
 
 1,小泉純一郎(1999.614
 2,安倍晋三(2005.314
 3,麻生太郎(2008.218
 4,石破茂 (2013.422
 
 小泉氏から麻生氏まで、のちに総理大臣となっています。
 小泉氏が出演した直前の1999年5月24日周辺事態法と防衛指針法(日米新ガイドライン法)が成立し、出演後の8月9日に国旗、国歌法が成立しています。 
 
 
 安倍氏が出演した2005年は小泉政権時代、イラク戦争の真っ只中、2月に自衛隊をイラクに第5次派遣 
 
 自民党幹事長として出演した石破茂氏は、都知事選と参議院選挙直前というタイミング、その後、公約にもしていない特定秘密保護法を公明党とともに12月に強行採決、いま安倍首相とともに武器輸出、原発再稼働、集団的自衛権行使容認に向け暴走する車のアクセルを踏み続けています。
 
しかし、高い支持率を維持してきた、安倍内閣の支持率が5割を切るとの世論調査が出始めました。
 
 時事通信 48%
 NNN(日本テレビ)49.0%
 
そして、AERA(3.24号)は「若者は安倍政権支持」の幻想と現実~距離をとり始めたロスジェネ」という特集を組みます。
 
 そうでしょう、消費税増税が目前に迫り多くの国民がアベノミクスにはもはや期待できないと考え、靖国神社参拝と安倍首相の間違った歴史認識によって東アジアの政治は不安定となり、いまやロシアと安倍政権が世界を不安定化させる元凶と国際社会は見なしているのです。侵略というのは定義が定まっていないと、過去に日本が行った中国や朝鮮半島などに対する戦争も侵略戦争ではなく、自存自衛の戦争だったと考える安倍首相や石破幹事長には、ロシアによるウクライナへの侵略も定義が定まっていないと考えているから非難も出来ません。
 
このように、外交でも完全に行き詰まり最も笑っていられないのが安倍首相本人なのでしょう。支持率回復を図りたい安倍首相、視聴率が高く、若い世代が見るバラエティー番組として”笑っていいとも”とSMAPを利用した。これが、昨日のいいとも出演の真相なのではないでしょうか。


昨年、BISTRO SMAPに出演した石破茂自民党幹事長、歴代出演者がその後、総理大臣に就任していることから安倍→石破ラインがあるとしたら末恐ろしい。そうならないためにも日本共産党の議席を大きくする必要があります。










2013.3.22