2011/12/31

津波の痕が残る大晦日の函館


函館山(若松町から撮影)

 2011年も今日で終わりです。今年1年を振り返ると、私自身ははじめての選挙立候補と市議会議員に当選したことがあげられますが、函館、日本というものを考えるとやはり3月11日午後2時47分に発生した、東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故でしょう。



矢印と黒のラインのところまで津波で冠水
  私はちょうど高盛町の道路を歩いた時です。地面が波打つように揺れ、電柱や電線も大きく揺れていました。ぞくぞくと家の中から人々が出て来て、揺れが収まる待ちました。急いで事務所に戻り負傷者や建物に異常がないことを確認しました。その後、テレビ画面にはこの世のものとは思われない、大津波の映像が繰り返し流されていました。

 



 そして、その晩、ここ函館にも津波が襲いました。左の写真は、豊川町の魚市場向かいにある建物1階のガラス製のドアです。いまでもはっきりと津波の痕が残っています。

一筋の飛行機雲

  

大晦日は天気に恵まれ、朝から青空が広がりました。しんぶん赤旗日曜版の配達中、
若松町の4階建てマンションから函館山と新千歳空港を飛び立ち本州へと向かう飛行機がつくる飛行雲が青空の中にあり写真に収めました。











大晦日、年越しそばを買い求める市民

 配達が終わって事務所に戻る途中、千歳町の老舗の蕎麦屋さんの前には、年越しそばを販売する仮設のテントが出ていました。


 私もめずらしいと思い、車を停め年越しそばを購入しました。

今晩は、紅白歌合戦をみながら年越しそばを食べようかと思います。




ことし1年本当にありがとうございました。来年も引き続きブログ更新に努めていきたいと思います。来る年がみなさんにとって良い年になるよう願いつつ今年のブログの更新を終わります。
                                (感謝)












2011/12/30

函館・ハリファクス姉妹都市提携30年


オールドタウンクロック(ロワジールホテル1階)
  

来年2012年、函館市は市政施行90年を迎えます。

1982年の市政施行60年に函館市初の国際姉妹都市となったのが大西洋に面したカナダ・ノバスコシア州の州都ハリファクス市です。来年2012年は姉妹都市提携30周年です。






 ハリファクス市は函館と同じ港町で、五稜郭に似た星型城砦シタデルがあります。姉妹都市の提携を記念して函館駅前のロワジールホテル1階の公開空き地に、ハリファクスのシンボル、オールド・タウン・クロック(時計塔)の3分の1の模型が展示されています。



星形城塞シタデル(五稜郭タワー歴史回廊のパネルから)

今日、ハリファクス函館友好協会のトーマス・トラッペンバーグ会長のご家族と、函館・ハリファックス協会の山崎文雄会長ご夫妻とお会いする機会がありました。

クリスマスファンタジーのあの大きなクリスマスツリーは、ハリファクスのモミの木です。1本のモミの木は大西洋に面したハリファクスから、あの大きな北アメリカ大陸を陸路移動して太平洋に面したバンクーバーの港から船に乗せられ太平洋の海原を越えて、苫小牧港で検疫後に函館港へ到着するそうです。


私は、このことを聞いて「モミの木の大冒険」というタイトルをつけて絵本に出来ないのかと思いました。

山崎会長は、「平和の象徴」平和だからこそ、毎年このような距離をモミの木は移動して函館に届けられると。

ハリファクス、函館 さらに市民交流が活発になるよう私もその一員になりたいと思います。

トラッペンバーク会長の奥様、加奈代さんとは中学時代3年間同級生でした。帰り際、加奈代さんからカナダの美しい風景写真の載ったカレンダーをいただきました。2012年はカナダイヤーになりそうです。

2011/12/29

今年、最後の雪の華が・・・ふたり寄り添って


今年、最初の雪の華を
ふたり寄り添って♪


これは中島美嘉の「雪の華」の歌詞の一部です。
私の好きな曲のひとつです。


昨年11月から毎週木曜日の朝8時に深堀町電停前交差点の角に立ちマイクを握って来ました。


4月の市議会議員当選後も回を重ね、今朝で35回目となりました。


毎回、地域の支部や後援会のみなさんが参加してくれています。


今朝は、湿った雪が降る中で、お二人が参加してくれました。


今年、最後の街頭宣伝、雪の華が舞う中、ふたりは寄り添って?はいませんでしたが無事終えることができました。


36回目は新年1月5日です

2011/12/28

トンボロのまち函館


函館元町・大三坂 tombolo

司馬遼太郎は「街道をゆく」で「拳を突き出したような」と、
小林多喜二は「蟹工船」で「蝸牛が背伸びをしたように伸びて、海を抱え込んでいる」とそれぞれ函館の特異な地形をこう表現した。


 11月の行政調査で飛行機を利用した。函館空港の滑走路は東と西の風に対応している。飛行機の離陸する方向は向かい風。函館空港では西風時、湯の川温泉街に向かって機首を持ち上げ離陸する。

 まもなくすると機体は大きく左に傾き、宇賀の浦の海岸線に沿うかのように弧を描きながら津軽海峡へ。右側の窓側座席からは、眼下に亀田半島から海峡に大きく突き出したその特異な地形が広がる。司馬遼太郎は、飛行機からこの光景を見たのかも知れない。



宇賀の浦(大森浜・日乃出町)で撮影


 拳は函館山、腕の部分は函館市街地だ。


 多喜二が蟹工船を発表した昭和初期、函館山は要塞地帯のため、描くことも写すことも出来なかった、地図からも消された。その名残からか、地図を広げると町名別にカラフルに塗り分けられているのに函館山だけが色がつけられていない。町名が付けられていないのだ。




 函館のような、砂州によって大陸や島と陸続きになった地形のことを陸繋島とか陸繋砂州と呼ぶ。
陸に繋がった島は函館山、陸繋砂州の上にJR函館駅や函館市役所が乗っている。
 砂州の一番狭いところは約1Kmしかなく、1キロ通と名付けられた市道が走る。


tomboloの天然酵母パン




陸繋島はトンボロ tombolo とも言う。

トンボロの地形は、新幹線を寄せ付けなかった、蝸牛のようにゆっくりと、時間が流れるまちを選んだのだ。

このtomboloを店の名前したパン屋が元町の大三坂にある。

自家製天然酵母と小麦、塩、水だけで作ったパンは、
素朴だが味わい深いパン、一度出会ったら忘れられないパンである。

トンボロのまち函館の、tombolo
私の足も大三坂に向かわせる

tombolo
URL:http://tombolo.jpn.org/


 

























2011/12/27

第2回市議会臨時会終わる




本日午前、次の4つの議案の質疑が行われ、全会派一致で採択されました。



①職員の育児休業等に関する条例の一部改正について

②特別職の職員の給与等に関する条例の一部改正について

③一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について

④函館市教育委員会教育長の給与および勤務条件等に関する条例の一部改正について


 これらの改正された条例は、持ち家に係る住居手当の減額が来年4月1日に行われる以外は平成24年1月1日から施行されます。

 今日の臨時議会でことしの議会は終了しました。
ひきつづき、来年度の予算が審議される2月議会に向けて頑張りたいと思います。




2011/12/26

選手交代



 トラックの荷台に乗せられているものは何? 信号待ちで覗き込むと、大きな緑色と小さな赤色も見えます。

 答えはクリスマスツリーなのです、赤いものは、ポインセチアでしょう。
今朝、駒場町の市道放射4号線(通称・自衛隊通り)での一コマです。午後通ったボーニデパート前には、しめ飾りを売る仮設のテントが設けられ、中島れんばい大通りでも、繭玉飾りを売るテントが出来ていました。クリスマスが終わり、函館市内も一気に年末ムードです。

市民が利用しやすい納得できる助成制度にしてください


横断幕をひろげて

 26日正午、本町の旧グルメシティ前で、交通機関乗車料金助成制度を考える会の署名宣伝行動が行われました。

買い物客や目の前の五稜郭公園電停で市電を降りた市民が立ち止まり宣伝に耳を傾ける姿や署名に応じる光景が見られました。


市民の足「函館市電」


 会が行う署名は工藤寿樹函館市長あて、来年4月の導入を進めている新たな交通費助成制度は、現在、半額の70歳以上の高齢者に5000円(6000円を検討中)の上限を設け、障がい者にも上限を設け
複雑化、児童扶養手当受給世帯に対する助成は廃止する内容です。


市民の足「函館バス」


 11月24日の民生常任委員会ではじめて新制度の内容の説明があったばかりで、市民や高齢者団体、障がい者団体に対する説明も不十分です。市民の中には、もう決まったことと受け取っている方もいますが、来年2月の議会で決まります。





署名に応じる市民


 函館にふさわしい交通費助成制度をつくるためにも、市民が利用しやすい納得できる助成制度にするためにも札幌市が行ったように1年間かけて
議論する必要があります。

交通費助成制度について、当ブログでも意見を述べていきたいと思います。

今日は約30分で55筆の署名が集まりました。

2011/12/25

函館のクリスマス

ハリストス正教会
    一面の銀世界で、ホワイトクリスマスとなった25日、元町を訪ねました。元町カトリック教会の鐘の音が響き渡りまさに異国情緒満点。その後、ハリストス正教会の鐘の音も響き感激しました。



元町カトリック教会
  ハリストス正教会はロシア、元町カトリック教会はフランス、聖ヨハネ教会はイギリスが由来です。周辺には東本願寺(真宗大谷派函館別院)の大きな伽藍や、妙福寺、船魂神社もありまさに世界の宗教が集まっています。



聖ヨハネ教会
  
 クリスマス、実はイエス・キリストの誕生日ではないんですよね。12月25日はもともとローマで冬至のころに行われていた太陽信仰のお祭りとか、クリスマスツリーもドイツの伝統的な行事、サンタクロースはなぜ赤い服を着ているのか、実はコカ・コーラ社のコーポレートカラーの赤と白とか、なぜ日本ではクリスマスケーキを食べるのか?実は、みんなキリスト教とは関係ないんですね。

異文化や世界の宗教に関心を寄せることができる函館のクリスマス 、みなさんも一度、教会や寺院に足を運んで下さい。きっと、得られるものがありますよ。

2011/12/24

消費税の増税に異議あり



 消費税の廃止をめざす函館各界連絡会の署名宣伝行動が24日午後、美原のメガドン・キホーテ函館店前で行われました。




民主党は消費税は4年間上げないという2009年総選挙の公約を投げ捨て、野田首相は消費税増税の法案を通して、増税を実施する前に信を問うやり方にしたいと延べています。

そして、歴代政権が消費税を導入、増税時に言ってきた福祉のためにという言葉はなくなり(消費税は福祉のためには使われてこなかったが)、いまは、税と社会保障の一体改革と称して2段階で消費税率を10パーセントに引き上げて、社会保障の切捨てを行おうとしています。



クリスマス寒波の影響で、この日の最高気温は平年を4.5度下回る氷点下2.1度と厳しい寒さの中17名が参加、横断幕やのぼりを持ち、チラシやポケットティッシュを配布したり、署名の呼び込みを行うなどしました。私もマイクを握り、寒さの中でも多数の市民が署名に協力してくれる姿を見ることが出来ました。

2011/12/23

天皇誕生日

 今日12月23日は、天皇誕生日、今上天皇は78歳を迎えました。私たちは日々のくらしの中で天皇や皇室のことを考える機会はどれくらいあるでしょうか。陛下は私たち国民の生活を日々考えていらっしゃるとのことです。本当にありがたいことです。

 日本国憲法の第1章は天皇からはじまり、その第1条で「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」とされます。

 世論調査では天皇制について8割から9割の国民が肯定的にとらえています。

 日本共産党は日本国憲法の天皇条項を含めすべての条項を護る立場ですが、

 天皇や皇太子、皇后や皇太子妃も私たちと同じ人間です。
天皇は万世一系といわれますが、わたしたち人間誰しもが地球に生命が誕生して以来悠久の時間をたどりいまに至っています。

 私は、当の天皇家の人々がこの制度についてどうお考えなのか関心をもっています。同じ人間である以上、天皇、皇族以外の国民が持っている当たり前の権利を天皇、皇族に対しても与えられるべきではないのかと、すなわち天皇制の廃止。おそらくこれをできるのは天皇ご自身ではないのかと。いつしか、そのような時代がくるのではないだろうかと・・・・・・
 それにしても、週刊誌の皇室とくに皇太子妃に対する誹謗、中傷記事は目に余るものがあります。

2011/12/22

函館の良さを知ろう


函館市役所1階の市民ホールでは、

第15回こども町並み観察隊活動パネル展が行われています。

テーマは「函館の良さを知ろう」

桔梗小学校5年1組と2組の児童68名が公立はこだて未来大学の学生をリーダーに12班にわかれ西部地区の観察活動を行い、24枚の力作が並びました。





 
 こども町並み観察隊は、明日の函館を担う小学生に、町並みを観察し考える機会を提供することで、今後の都市景観形成の主体者として意識づけををすることを目的としています。
略して「こまち」と呼ぶそうです。


私も知らないことがたくさん載っていて勉強になりました。


これからも、この事業を継続していただきたいと思います。




                               

2011/12/21

函館~新函館間の経営分離に合意


 工藤寿樹函館市長は、
本日午前市役所内で北海道新幹線が札幌延伸時の新函館駅(仮称)~函館駅間の経営分離に同意すると述べました。



 
 私たちは、一貫してこの区間は並行在来線にはあたらず、札幌延伸後も引き続きJRで運行することを訴えて来ましたので非常に残念です。

 第3セクターになった場合の地元負担割合も明らかになっていません。私のブログでも新幹線の問題について引き続き意見を述べていきたいと思います。

2011/12/20

函館市議会第4回定例会で反対討論


19日間の市議会第4回定例会(12月議会)が本日終わりました。補正予算の中には議論が不十分なまま来年度から実施しようとしている新しい交通費助成制度の準備経費がはいっていることから私が会派を代表して反対討論を行いました。以下、反対討論の全文を紹介します。


私は日本共産党を代表し、議案第1号平成23年度函館市一般会計補正予算について反対の討論を行います。
今回の一般会計補正予算のなかには、子どもの医療費助成の対象者を12歳から15歳まで拡大するための準備金など、積極的な予算も含まれています。

 しかし、今年の9月に事業仕分けで不透明な助成制度として指摘された交通料金の助成制度を、1124日の民生常任委員会で函館市としての見直し案として示し、今議会でその準備経費6643000円を計上してきました。この制度は、1973年度に導入されて以来38年間、福祉都市函館の重要な施策のひとつとして市民生活に定着してきました。
 示された案では、高齢者や障がい者に対し助成の上限をもうけ、ひとり親家庭に対しては制度を廃止するという内容です。

 しかも、実績を十分調べもせず、議会への提案から1ケ月足らずの短期間であり、市民にも内容を十分知らせないままに、準備経費が計上されています。財政が大変だと言って、経費削減の最初の対象を高齢者や障がい者の足を奪う交通費助成に求めています。全国で2番目に人口が減り続けている函館、提案されている制度の実施によりますます暮らしづらい函館になるのではないでしょうか。拙速に決めないで、実績を十分調査し、高齢者、障がい者など市民の意見を反映した制度を検討すべきだと考えていますので、議案第1号平成23年度函館市一般会計補正予算には賛成することができません。

 以上申し述べて反対の討論とします。

2011/12/19

金正日総書記死去

 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去したというニュースが流れました。

 正式な国名は「朝鮮民主主義人民共和国」。国名とは逆に民主主義を抑圧し人民を苦しめている国家です。労働党の一党独裁に加えて世襲制を敷きキム王朝とも呼ばれます。北朝鮮は「社会主義国家」、「共産主義国家」、「共産国」とも呼ばれます。もし民主主義を抑圧し国民を不幸にするのが社会主義、共産主義であるのなら私はいますぐに離党しなければなりません。

 民主主義を守り育て、何よりも自由でなければ共産主義社会ではないのですから。
 
 昨日、党支部の忘年会に出席してきました。
日本共産党の基礎単位は支部です。その上に地区委員会、都道府県委員会、中央委員会があります。

 その支部の忘年会では、「俺は天皇制がなくては、ダメだと思うよ。無くなったら、この国はバラバラになっちゃう」「国民は変革を望んでいる、変えてくれるリーダーを求めている、共産党も橋下側(大阪市長選挙)につくべきだったのではないか」

 自由に論議ができて、多様な意見をぶつけ合う、最終的には多数決で、しかし少数意見も尊重するのが日本共産党流です。

 まだまだ誤解されることが多いのですが、情報発信が弱いのかなと思いますので共産党のことも少しずつ発信していきたいと思います。

 金正日総書記の死去後の北朝鮮国内の動向、六か国協議など核の問題、一向に進まない拉致被害者の問題などにどう影響をしてくるのか、しばらく北朝鮮の動向に注視していきたいと思います。

2011/12/18

厳寒の函館のあったかスポット




厳しい寒さがつづく函館。

寒さに加えて雪道で路面状態が悪くなり外出するのも億劫になります。

そんな冬にとくにお勧めできるスポットがあります。





ブーゲンビリア

パイナップル

ゴクラクチョウカ



市営熱帯植物園です。
背の高いヤシの木が伸び、ブーゲンビリアの花が咲き南国ムードが漂います。
ここは、外の寒さを忘れさせ、ひととき北海道函館にいることを忘れさせてくれる場所です。
  
バナナ


コーヒー
                                  


いい湯だな

バナナやコーヒー、レモン、アセロラ、アーモンドなど馴染みのある果物でも実際には、花や実をつけている状態は見たことがないのではないでしょうか? ぜひ一度、足を運んで下さい。




温室内では、小動物が飼育されているほか、猿山では、この時期、温泉につかるニホン ザルの姿も見ることができますよ。
300円の入場料で、南国気分を味わうことができますよ。
       



2011/12/17

もしも函館県があったなら

 明治時代の一時期、北海道にも県があった。1882年2月8日から1886年1月までのわずか約4年間、3県1局時代(札幌県、函館県、根室県、北海道事業管理局)と呼ばれ、時任為基が函館県の県令(知事)をしていた。函館市時任町は彼がつくった時任牧場を記念してつけられ、彼の子孫に俳優の時任三郎がいる。


函館県第二博物場(北海道指定有形文化財)




函館公園には、1884年(明治17年)に函館県によって開設した、博物館が建つ。
函館県があったことを伝える証人だ。






 函館県の県庁所在地は函館区、エリアは開拓使函館支庁の管轄地を引き継ぎ現在の渡島総合振興局管内と檜山振興局管内全域と後志総合振興局管内の島牧村、寿都町、黒松内町、蘭越町の区域だった。当時道内の人口26万5千人に対して函館県は15万1千人と半数以上を占めていた。現在このエリアの人口は483,593人。(平成22年国調)


北海道庁赤レンガ庁舎(札幌市)



もしも函館県がその後も存続していたなら・・・

函館市には総合大学
「国立函館大学」があり、医学部があり、大学病院があり、多くの研究機関があり、学生の多いまちになっていただろう。


平成22年の国勢調査では47都道府県中、人口100万以下の県が8県、そして、県庁所在都市で函館市の人口を下回るのが6都市ある。

①鳥取県588,418  鳥取市197,391
②島根県716,354  松江市193,331
③高知県764,596  高知市343,416
④徳島県785,873  徳島市264,764
⑤福井県806,470  福井市266,831
⑥佐賀県849,709  佐賀市237,501
⑦山梨県862,772  甲府市198,838
⑧香川県995,779  高松市419,291
◆函館県483,593(当時のエリアで)
★道南 469,830(渡島檜山管内) 函館市279,110人                          


鳥取駅前(11月18日撮影)



 函館県が存続していれば、県庁所在地として強い権限を有して予算が与えられ企業の立地、函館本店の銀行があり、国体開催で市内には県立の運動公園があり、すでに県立のコンベンションセンター機能を有するアリーナはとっくにあるまちになっていただろう。そして函館の人口は40万を超え、函館県の人口規模も鳥取県規模になっていたかも知れない。


徳島駅前(11月10日撮影)




上の写真を見てほしい、人口19万の鳥取駅前と人口26万の徳島駅前の光景を、どちらの都市も県庁所在都市としての風格が感じられた。鳥取市はアーケード街がひろがり函館よりも商店が多いように感じられた。

この差は何なのか、県庁所在都市に富と権力があつまる構造になっているが、広い北海道には県庁(道庁)が一貫して札幌のみに置かれることになったため、ひとり札幌のみが栄える構造となった。北海道はあまりにも広大なため、県庁所在地の繁栄を県内に波及することはできず、逆に札幌は、地方中核都市から労働力を奪い自らを膨張させ地方都市の人口減を招き体力も奪う結果になった。

 政府の進める道州制のモデルが北海道である。道州制によってたとえば東北州ができると仙台に権力が集中して青森や秋田などの県庁が持つ権限が削られる結果にでもなれば、東北の地方中核都市も衰退の道を辿るだろう。

 これ以上の札幌への富の集中は許されない、函館をこれ以上衰退させないためにも、函館~新函館間の第三セクター化は全体許されないのだ。

 すこし力が入りすぎて、である調になってしまいました。
これからも硬軟織り交ぜて主張していきたいと思います。



    
  

 
  
















交通費助成でたくさんの質問がだされた深堀町の懇談会



今日の午前、深堀町で地域のみなさんに集まってもらい懇談会を行いました。三々五々あつまり、21名の参加者で部屋はいっぱいになりました。

前半は紺谷克孝市議が担当し、大間原発について講話(写真)
パネルを使いわかりやすく説明。








◆大間には反対の声はないのか?
◆市長は法に訴えると言っているが出来るのか?
◆毎月の電気料金の請求書に3円を自然エネルギーに活用して
 いると書かれている。しかし、請求書には書かれていないが
 毎月100円程度原発を建設するために払わせられているんで
 すよね。

 などの質問や意見が出されました。



放射線技師の安井さんも力説
また、放射線技師の安井徹さんは、放射線と放射能の違いを力説しました。

後半は私がお話ししました。
予定では、新幹線の問題、介護保険、産廃処理場問題、地域の避難所のことなどを話す予定でしたが、大半を新幹線について熱く話してしまい時間が無くなってしまいました。


◎交通費助成制度について
現在の半額助成券は、決められた期日に取りに来ないともら
  えないため、もらっていない人ががばっといる。

◆俺は、役所から助けをもらいたくないと言って受け取らない人も
  いる。

◆結局は、多く利用している人が被害をこうむる
◆5000円の根拠は?
◆公共交通機関を利用して外出促進させる結果、まちに商店街
  に人が出る、今度の制度ではたくさん利用してきた人が利用し

  ずらくなり家に閉じこもりがちになるのではないか。そうなれば
  函館の景気がしぼんでしまうのではないか。


◎新幹線問題
◆函館にとって新幹線はメリットがあるのか?
◆札幌まで延伸されても新函館→札幌間はほとんどがトンネル、
  真っ暗闇。知人は出来ても乗らないと言っている。

◆新幹線の問題がわかりました

2011/12/16

函館~新函館間は、並行在来線にあらず、JRが運行は当然


2015年度に北海道新幹線新函館(仮称)駅が開業することは決まり建設工事が進んでいます。

そして、札幌延伸を実現させるためには並行在来線沿線自治体は、JRからの経営分離を飲まなくてはならないとされています。そして、今日が函館市の判断のタイムリミットとされました。結果は、判断の先送り(拍手)。


渡島大野駅、新函館駅は写真の右方向(函館方向)にできる

今回、北海道とJR北海道からいくつかの提案がされた。
そのひとつに、新函館~五稜郭間を電化して、電車を導入するというもの。

現在、江差線の函館~五稜郭~木古内間、木古内~中小国間の海峡線は電化され、函館~新青森間には電車特急「白鳥」「スーパー白鳥」が運行されています。



特急北斗(左)と特急白鳥(右)函館駅にて
 函館本線の五稜郭~長万部~小樽間、室蘭本線の長万部~東室蘭間は非電化区間のため気動車(ディーゼル車)特急「北斗」「スーパー北斗」が運行されています。  
車両に付けられているキハのキは気動車を意味している。



新幹線乗り入れ対応可能な函館駅

4年後の新函館開業に向けて電化して利便性の高いアクセス電車の運行。これは函館にとってはうれしいニュースだと私は思います。


しかし、問題は北海道新幹線が札幌駅に乗り入れる時からあとの話。20年?以上先の話。その時、新函館~函館間はJRから経営分離されて第3セクターの鉄道になり、JR北海道は委託されて運行してもいいですよという話。しかし、そもそも新函館~函館間は並行在来線ではないはず。並行在来線がすべて経営分離されるわけもない、そんなルールなんてありません。2015年度の新函館開業後も青森県の津軽線はJR東日本が継続して運行、札幌延伸後も小樽~札幌間の在来線はJR北海道で運行します。並行在来線ですよ。


JR札幌駅

そもそも函館は現函館駅への新幹線乗り入れを考えていましたが、札幌までの最短ルートをと設計した結果、函館駅から北へ約18㎞も離れた渡島大野駅付近とされてしまった。大間崎から汐首岬の距離とほぼ同じです。

しかし、函館駅までスイッチバックで新幹線が乗り入れできるようにと函館駅のホームは新幹線に対応している。青函同時開業も実現せず、スイッチバックの話も反故にされ、


技術革新は、車体の軽量化と高速化を進めます。勿論、安全性を一番にしなくてはならないのは当然です。それだけではありません、新幹線(標準軌)は在来線(狭軌)と線路の幅が違うために乗り入れができません。これを可能にするフリーゲージトレインが研究されています。また、貨物列車を新幹線の内部に格納して運ぶトレインオントレインも研究中です。
JR北海道は将来フリーゲージトレインが完成したら旭川まで在来線を利用して新幹線を乗り入れさせる構想を持っています。
また、貨物を安定的に新幹線車両に積み込むことができれば、何も在来線に貨物列車を走らせなくてもいいことにつながっていくのではないだろうか?


JR旭川駅



函館~新函館間が電化されることは、フリゲートトレインが導入されたら、スイッチバックで函館駅に新幹線が乗り入れることも可能だろう。札幌、旭川は現駅(市内中心地部)に新幹線を乗り入れ、函館だけがその機会を逃すことがないように函館、道南の政治力を結集させて、あくまでもJR(JR東日本でも良い)での運行にこだわるべきと思う。

このままでは、愛知県豊田市(トヨタの企業城下町)に次ぐ、JRが乗り入れしない中核市となってしまう。

深堀町「学園通」の歩道改修の要望


深堀町の学園通は、深堀中学校などへの通学路となっています。

また地域住民の生活道路ともなっています。

国立病院前交差点(日吉が丘通)から深堀中学校方面にすこし入った歩道には勾配があるため、凍った路面で転倒する市民が出ています。






長年懸案だった歩道改修について、本日午前 地域住民の方と土木部維持課長さんと主査の方に出向いていただき、現地調査を行いました。

今後、四季を通じての状況の変化を見ていくことになり、来年度中の改修に地域住民の期待も高まります。




現地調査中に近くに住む男性が手押し車を押しながら私たちの前を通り過ぎました。    (写真左)

雪が積もるとさらに車道との段差が広がり、とても危険な状況になります。