2014/03/22

安倍晋三首相の”笑っていいとも”出演を考える

 
 
 
 
安倍晋三首相の”笑っていいとも”出演を考える
 
 
「楽しくなければテレビじゃない」
1980年代にフジテレビが掲げたこの路線、見るべきテレビ番組が無くなったと言われる今日の現状を作り出し、報道機関としての役割を堕落させた元凶がここにあるのではないか、と私は考えています。 
 昨日、”笑っていいとも”に現職の首相としてはじめてバラエティー番組に出演したことが報道されています。しんぶん赤旗では、新宿アルタ前で安倍首相の出演に抗議しようと約300人の人々が詰めかけ,
声を上げたことを報じています。 
私が中学生だった頃、”笑ってる場合ですよ”に変わりスタートした”笑っていいとも”
集団的自衛権行使容認、消費税増税、無期限に派遣労働させる法律・・・、福島原発からの汚染水問題・・・・
 まさに国民は、笑ってる場合ではなく、安倍「自民党・公明党」政権による政策に対して”笑っていいとも”など言ってられない状況を首相は判断できないのでしょうか? 
 安倍首相が次の友達を紹介、キムタクだそうです。フジテレビというのは産経新聞社のグループ会社(憲法を改正し、日本を再び戦争できる国にすることを主張する報道機関です) 
 BISTRO SMAPこれもフジテレビの番組です。
 国民的人気アイドルグループSMAPが出演する番組に登場した政治家は?
 
 1,小泉純一郎(1999.614
 2,安倍晋三(2005.314
 3,麻生太郎(2008.218
 4,石破茂 (2013.422
 
 小泉氏から麻生氏まで、のちに総理大臣となっています。
 小泉氏が出演した直前の1999年5月24日周辺事態法と防衛指針法(日米新ガイドライン法)が成立し、出演後の8月9日に国旗、国歌法が成立しています。 
 
 
 安倍氏が出演した2005年は小泉政権時代、イラク戦争の真っ只中、2月に自衛隊をイラクに第5次派遣 
 
 自民党幹事長として出演した石破茂氏は、都知事選と参議院選挙直前というタイミング、その後、公約にもしていない特定秘密保護法を公明党とともに12月に強行採決、いま安倍首相とともに武器輸出、原発再稼働、集団的自衛権行使容認に向け暴走する車のアクセルを踏み続けています。
 
しかし、高い支持率を維持してきた、安倍内閣の支持率が5割を切るとの世論調査が出始めました。
 
 時事通信 48%
 NNN(日本テレビ)49.0%
 
そして、AERA(3.24号)は「若者は安倍政権支持」の幻想と現実~距離をとり始めたロスジェネ」という特集を組みます。
 
 そうでしょう、消費税増税が目前に迫り多くの国民がアベノミクスにはもはや期待できないと考え、靖国神社参拝と安倍首相の間違った歴史認識によって東アジアの政治は不安定となり、いまやロシアと安倍政権が世界を不安定化させる元凶と国際社会は見なしているのです。侵略というのは定義が定まっていないと、過去に日本が行った中国や朝鮮半島などに対する戦争も侵略戦争ではなく、自存自衛の戦争だったと考える安倍首相や石破幹事長には、ロシアによるウクライナへの侵略も定義が定まっていないと考えているから非難も出来ません。
 
このように、外交でも完全に行き詰まり最も笑っていられないのが安倍首相本人なのでしょう。支持率回復を図りたい安倍首相、視聴率が高く、若い世代が見るバラエティー番組として”笑っていいとも”とSMAPを利用した。これが、昨日のいいとも出演の真相なのではないでしょうか。


昨年、BISTRO SMAPに出演した石破茂自民党幹事長、歴代出演者がその後、総理大臣に就任していることから安倍→石破ラインがあるとしたら末恐ろしい。そうならないためにも日本共産党の議席を大きくする必要があります。










2013.3.22

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