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JR北海道苗穂工場にて(左が私)
函館市議会の北海道新幹線新函館駅(仮称)開業に関する調査特別委員会は12月26日、JR北海道の苗穂工場を訪れ調査を行いました。
北海道新幹線新函館駅(仮称)開業の2015年度末まで3年余り、課題もあります。
そのひとつに青函トンネル内での高速の新幹線と低速で走行する貨物列車のすれ違い時の安全性の問題です。
この問題が解決できなければ新幹線は青函トンネル内で高速走行が出来ず、新幹線効果が最大限に発揮できません。
JR北海道は、この問題解決として、貨物専用新幹線を開発し、在来線を走る貨物列車を牽引する機関車を除いて、まるごと収めてしまう車両を考案、その研究を進めています。
トレイン・オン・トレインと呼ばれるそのシステムを、実際に見学させていただきました。
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在来線を走る貨物列車 |
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新幹線のレールの幅は1485㎜、在来線のレールの幅は1067㎜です。
青函トンネルは、在来線の貨物列車と新幹線を走らせるために在来線の2本の線路の外側に新幹線用の線路をもう1本追加しました。
トレイン・オン・トレイン・システムでは、瀬戸大橋やモノレールで使用される技術を活用し、在来線から新幹線へのスムーズな貨物列車の入れ替えの研究が進められています。
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写真3 |
瀬戸大橋で使用される、軌道伸縮装置を活用(写真3)、モノレールに使用される分岐装置技術も取り入れたアーム式回転式トラバーサ(写真4)。長さ2mの回転アームが動くことで、4m横移動し、在来線レールから新幹線レールへの移動を容易にします。
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写真4 |
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