函館空港に別れを告げる |
私が小学生の頃、ANA全日空はボーイング727-200、ボーイング737-200、TDA東亜国内航空はマクドネルダグラスDC 9-41とプロペラ機YS11、日本近距離航空は丘珠線はYS11、奥尻線には19人の乗りのカナダ製、デハビランドカナダ DHC6ツインオッターが函館の空の主役でした。
国内幹線と国際線を担当するJAL日本航空を函館で見る機会は、国際チャーター便のみで、
その時の使用機材は空の貴婦人と呼ばれたマクドネルダグラスDC8、小学生だった私も貴婦人に魅了しました。そして「キーん、ピョロピョロぴょろ~」という独特の金属音を響かせて着陸してくるDC8の姿に完全にはまってしまいました。
小学高学年、2000mから2500mに滑走路が延長された函館空港。
ANAは函館羽田線により大型のワイドボディ機ロッキードL-1011トライスターを就航させました。函館に飛来するトライスターの大きさに衝撃を受けたことはいまでも記憶しています。
727(セブンツーセブン)は座席数178、トライスターは326席(記憶では)です。
小学6年ときクラスメートに飛行機好きがいました。お父さんの転勤で札幌に行った彼から絵はがきが届きました。その絵はがきはいまでも大事にしています。
ANAのスーパージャンボの絵はがきです。スーパージャンボはANAがつけた愛称。
正式にはボーイング747SR SRとは(short range ショートレンジの略) 人口密度が高い日本専用に開発されたのがSRでした。
ジャンボ機はその後も進化を続け、ハイテクジャンボと呼ばれるボーイング747-400 が就航。
ちびまる子ちゃんが放送開始され、今すぐkiss Me、夢を信じて、さよなら人類が流行しバブルが崩壊した1990年にANAのボーイング747-400 (愛称はダッシュ400)は就役しました。
函館空港には夏の観光シーズンを中心にANA、JALのジャンボ機が活躍。首都圏からたくさんの人を運ぶことが出来るジャンボ機は函館観光500万人時代の立役者だったのではないでしょうか。
函館空港とANAのジャンボ機といえば、1995年6月21日に起きた全日空857便ハイジャック事件が有名です。羽田発函館行き857便が函館に向かう飛行中にハイジャックされそのまま函館空港に着陸。乗客乗員365人を人質にされその中に歌手の加藤登紀子さんも。警視庁特殊部隊(SAT、当時はSAP)も投入され翌日事件解決を見ました。(ハイジャックされたジャンボ機はボーイング747SR)
全日空は来年3月末までにすべてのジャンボ機を退役する計画を発表しました。
今日が函館空港に飛来する最後となるのか?
滑走路下には縄文時代早期の遺跡が眠る |
12時50分 テイクオフする全日空854便 |
ボーイング747-400 JA8965 |
津軽海峡へ 羽田へ |
高松展望広場では26人がジャンボを見送る |
大森浜(あさひ小学校裏)から |
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