2011/02/18

函館市民の声

  どうして函館はこうなってしまったのか。買物が便利だと思って、ここに家を建てたのに、いまはちょっとしたものを買うにも不便な地域になってしまいました。
 五稜郭からダイエー(グルメシティ五稜郭店)がなくなった影響は大きい。丸井は生活用品は置いていないし、丸井の裏には青果店はあるけれど日曜は休み。市場もあるけれど値段が高いしね。
 五稜郭の商店街はたくさんの喫茶店があったところだったのに、いまはもうほとんど無くなってしまいました。買い物は一つの店で済ませて終わりではなく、ウインドーショッピングをしながら街をいろいろ見て歩けるのがいいの。私は1週間に一度だけしか買物できない。日曜日にシャッターを下ろしているお店が多い。 五稜郭の地下道は、ダイエーがなくなってから通る人が少なくて怖い、友達からもあそこは通らない方がいいよといわれている。
  以前なら若者たちが歌を歌ったり、ギターを弾いたりしていたが、最近はそんな光景も見られなくなったみたい。(梁川町の女性)
五稜郭副都心の夕景

 ☆かつみの主張

 たしかに、本町五稜郭の商店街の商店街機能の低下は著しいものがあります。あるラーメン屋さんの店主さんは、グルメシティ五稜郭店が無くなったため蛍光管一つ買えない商店街になってしまったと嘆きます。グルメシティは、待ち合わせの場所にもなっていました。また、ちょっとした時間潰しには好都合の本屋さん、歩きながらちょいと立ち寄れる路面型の書店が駅前大門にも本町五稜郭にもなくなってしまいました。前者は森文化堂、後者は大文堂です。丸井とグルメシティは互いに相乗効果を発揮して、それぞれに向かう買物客は地上の横断歩道と地下道を利用していました。 

 カフェルポ、やまいち珈琲店、パーラートップス(2008年閉店、現在空き店舗)など多くの喫茶が大通りに面してありました。残念ながらいまは、居酒屋など夜の顔の店舗が大通りに面して張り付いています。ウインドーショッピングが出来るまちではなくなっています。

 1980年代の本町五稜郭界隈はヤングタウンと呼ばれ若者のまちでした。
残念なことですが、函館の商店街は地域も商店会も四分五裂しています。行啓通りの拡幅時に通りの両側の店舗を白色に統一する予定でしたが、それすら守られずに建物の色も高さもバラバラな統一感のない町並みになっています。私はまず分裂してしまった商店会を一つにまとめること、統合が不可能なら協議機関をつくること、出来れば駅前・大門や中島廉売の各商店会も参加し中心市街地に立地する商店街として客のニーズ、市民の声を真剣に聞くべきだと思います。待ちの姿勢、足の引っ張り合いでは大手資本には対抗できないと考えます。

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