あさかぜ5号 |
北埠頭から発着する青函フェリー、12時10分に青森から着いた「あさかぜ5号」からは大型トラックが次々と
津軽海峡のフェリー航路は、北海道と東北、本州をつなぐ物流の大動脈です。函館港は昨年、国の重要港湾に指定され、2011年度から30億円を投入しL字型のフェリー専用岸壁が建設されます。
函館市は現在2ヶ所に分散されているフェリー埠頭を北埠頭
に集約する計画です
巡視艇「ゆきぐも」 |
西埠頭には、2月21日に解約式を行い一線を退いた、函館海上保安部の巡視艇「ゆきぐも」が係留されていました。3月には新「ゆきぐも」が就役するそうです
海の警察、消防である、海上保安庁は国土交通省の所管
函館山と箱館丸 |
日本人がはじめて作った洋式帆船は「箱館丸」です
1988年に開催された青函トンネル開通記念博覧会「青函博」にはこの「箱館丸」のレプリカが展示されました
幕末の有名人が、幕府の命を受け、箱館に来ています。箱館丸を捕鯨船として活用できるかを確認するために。その人の名はジョン万次郎こと中浜万次郎です。
北海道大学実習船「おしょろ丸」 |
観光ガイドをするときには、この場所をいつも選定するのですが、函館は見所があまりにも多すぎて実際に案内することはほとんどないのが残念です。
大濠丸 |
西埠頭の岸壁には「大濠丸」も停泊中でした。函館港では常連の船のようです。
船主のホームページを見ると、北海道電力知内火力発電所向け燃料油輸送専用船として運航されている船だそうです
高田屋嘉兵衛やペリーが絶賛し惚れ込んだ函館港ですが、水深が浅いこと、多年に渡って青函連絡船中心の港として、港 の中央が連絡船の航路となったために、その他の船舶の運航が制限されてきました。
その結果、船舶の大型化などに対応するなどの港の機能の近代化が大幅に遅れた函館港。港町埠頭の整備により5万トンの船の入港も可能となりました。
大型客船の入港は増えましたが、肝心要のコンテナ貨物の輸送は伸び悩んでいます。多額の税金をつぎ込んでつくられた埠頭、函館、道南の産物に付加価値をつけ、世界に開かれた港と空港を持つ函館、世界に向けて売り込む条件はあります。
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