2012/01/21

ひとりひとりの署名が「核兵器のない世界」をつくる



核兵器NO! あなたの署名が世界を変える 2012年 核兵器のない世界へ扉を開こう
えをテーマに学習講演会が、1月20日七飯町文化センターで行われ私も参加してきました。

主催は七飯町核兵器をなくす会です。

講師は原水爆禁止日本協議会(原水協)事務局次長で国際部長の土田弥生氏。

学習講演会には、地元七飯町の中宮安一町長はじめ、社会福祉協議会会長、町内会長、老人クラブ会長などが参加していました。

世界には、いまだに2万数千発の核兵器が存在している。

国連と各国政府は、核兵器をなくすために必死になっている。
マレーシアが呼びかけた核兵器禁止条約の交渉開始に、賛成130か国 反対26か国
 (核保有国の中国、NPT核不拡散条約に入っていない核保有国のインド、パキスタン、北朝鮮にイランもマレーシア決議に賛成)

一握りの核保有国のアメリカ、ロシア、イギリス、フランスが決議すると核兵器禁止条約の交渉が可能な情勢になっている。

しかし、日本政府は「時期尚早」「アメリカに受け入れられない」と、棄権しています。


長崎平和祈念像(2011年8月9日撮影)




日本原水協が市民と共同ですすめる、核兵器全面禁止アピール署名を昨年 署名102万9031筆を国連に提出し国連と、各国政府から高い評価を得ていることなどが話されました。


私も参加した昨年、長崎市で開催された原水爆禁止2011年世界大会に参加していたセルジオ・デゥアルテ国連軍縮担当上級代表は、2011年国連第一委員会の冒頭発言で以下のような発言をしています。すこし長いのですが紹介します。

『アラブのみならず世界を圧巻する民主主義革命の流れが軍縮分野にも訪れているとし、それをもたらしている例として世界平和市長会議の100万の署名、日本原水協がNPTに提出した700万の署名。平和や安全など、あれこれの前提条件がないと核兵器はなくせないというなら、第一委員会は散会した方がいい。もう一つ、法の支配が軍縮に訪れている。民主主義と法の支配は、長年の目標を達成する可能性を持っている。』

また、2011年10月24日の国連創立記念日には、『70億に達する人類の平和と安全のために「核兵器のない世界」の実現をよびかけ、世界の人々の支持の証として「数百万の人々の署名」を藩基文(パン・ギムン)国連事務総長がスピーチで紹介しています。


しかし、唯一の被爆国、広島、長崎、ビキニ、福島を経験した日本の政府は、

昨年の8月6日の広島の記念式典で、当時の菅直人首相はあろうことか「日本には抑止力が必要」とアメリカの核の傘に依存することを表明しています。


いま、被爆国の国民として核兵器廃絶に向けて、ひとりひとりが行動するときだと思います。
思想信条は関係ありません。

2012年は、
 4月のNPT再検討会議第1回準備委員会
 8月の原水爆禁止世界大会
10月の国連総会
そして年末を結節点として署名にとりくみます。


土田弥生さんは、函館ははじめてとのことでしたので、短時間でしたがライトアップされた元町界隈を案内しました。

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