2012/01/24

日本一の昆布のまち 函館でいま


マリンバイオクラスター関連商品の説明を受ける右から紺谷市議、古岡ともや氏、市戸市議

本日、函館市桔梗町にある、北海道立函館工業技術センターと懇談の機会がありました。懇談には私のほか、古岡ともや党函館地区道政対策委員長、市戸ゆたか函館市議、紺谷よしたか函館市議が参加しました。


函館地域が形成を目指してる産学官連携のクラスター事業「函館マリン・バイオ・クラスター」ですが、現在、ガゴメ昆布を利用した、ガゴメクラスターが構築され都市エリア事業以降、200品目以上の商品群、累計売上 50億円以上の成果があがっています。


マリン・バイオ・クラスター事業以降、参画企業は91社、売り上げは10億弱だがこの数字の2、3倍のお金が動いているのではないかと推計しているとのことです。




イカクラスター → ガゴメクラスターと来て、次の展開は、【ウガノモク】と【アカモク】という海藻に注目しているそうです。


ガゴメ昆布は現在、真昆布にくらべ2倍から3.5倍の価格で取引されているほか、
ガゴメ昆布に含まれるフコイダンという成分に着目し、民間企業が中心となって製品開発を行っています。食品だけではなく、「漁業用海中メガネくもりどめ」などの製品も誕生しています。


函館の恵まれた海洋資源を「宝の山」にするべく、未利用資源の研究が進められています。
現在、注目の成分は「フコキサンチン」だそうで、前述の「ウガノモク」と「アカモク」に含まれているとのこと。この「フコキサンチン」脂肪燃焼作用が科学的に証明され、肥満防止効果が期待できるとのことで例えば、「太りにくい」ケーキができるかも?と研究開発部長の宮原則行さんは話しています。


「太りにくい」ケーキができれば、本日午前、特定健診を行った私は大の甘党なので、早く実現してほしい、また、スイーツの街函館づくりにも「フコキサンチン」は大いに注目していきたいと思います。


さらに、昆布漁の廃棄物を活用して植物由来のプラスチックを生成する技術開発を行っています。これを化粧品に利用したり、最終的にはもっとも付加価値が高い医療分野での活用を視野に入れさらに研究をすすめているとのこと。


また、陸上のアメダスのように、細やかな海の天気予報を出すことができる「ユビキタスブイ」の研究開発もすすみなど、地道な研究が日夜、道立函館工業技術センターを中心に産学官の連携の中で進められています。


今後に注目していきたいと思います。

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