2012/08/16

今日の函館 2012.8.16


 今朝の深堀町電停前の街頭宣伝が終わり帰宅途中、電車通りに植栽されている街路樹のナナカマドの樹にたくさんの実が着いているのを見て、季節は着実に秋に向かっているな感じました。
まだ緑色の実が真っ赤に染まる頃、函館は本格的な秋から冬に向かっていきます。



 日本共産党函館地区委員会が行う街頭宣伝に久しぶりに参加しようと正午に本町の旧ダイエー前へ。しかし、時間を1時間間違えたため行啓通りのそば店で昼食をとり、時間に余裕があったため本町界隈の観察をしました。

 (写真)店のシャッターには「Horita」とHをあしらったオレンジ色のマークが見えます。

 地場スーパーチェーン、ホリタの基幹店舗「ハイショップホリタ」として本町交差点角にオープン、丸井今井とともに本町五稜郭商店街の顔でした。
 
 

 ホリタはその後ダイエーグループへ、以降同じダイエーグループ、ボーニストアと合併、函館ダイエーとなり、その後道央圏に店舗展開するダイエーグループのニシムラと合併し、北海道スーパーマーケットダイエーに、店名は長らくダイエー五稜郭店でしたが、その後の再編でグルメシティ北海道の基幹店舗として店名もグルメシティ五稜郭店になりました。

会社としてのグルメシティも再再編で、ダイエーにまた吸収されグルメシティーという店名だけが残されました。


残念ながら五稜郭店は閉店。
函館の副都心といわれた本町五稜郭は急速に商店街としての機能低下が進みました。


本町五稜郭地区最大の商業テナントビル、五稜郭ビルはテナントが埋まってません。バブル時代に札幌で多くの商業テナントビルを設けた、建設会社の兜建設(後のカブトデコム)。函館で初めて手がけたのがこの五稜郭ビルで、バブル期にはこのビルにディスコ「マハラジャ」、オールディーズがメインの「ケントス」などが入り
毎夜、若者で溢れていました。


 北海道第1号のミスタードーナツ五稜郭ショップは24時間営業でした。モスバーガーに、ケンタッキー、ダンキンドーナツとファーストフード店もいろいろありました。

 電車道路を挟み向い側にあったビル(現在は野村證券が建つ)にもディスコ「カサブランカ(のちにゲニウスと改名)」があり、昼も夜も若者が溢れるヤングタウン五稜郭と呼ばれました。


 夏休みの観光シーズンとあって市電五稜郭公園前電停には五稜郭を目指す観光客が5分置きに走る電車から降りて来ます。


行啓通りは五稜郭へと往来する人で賑わいます。せっかくたくさんの観光客が往来しますので、五稜郭までの道のりを歴史を考えさせながら歩かせる仕掛けなど考えてみたいものです。


 行啓通りを歩くと古くから営業していた米店が閉店、薬局だった建物には、いつのまにかスイーツの店が、「ストロベリー パルフェ」というお店で、8月1日にオープンしたようです。


 行啓通りにと五稜郭柳町線の角にある太陽生命ビル、
 最近、社名のみだった屋上看板と袖看板が、太陽生命のロゴマーク入りのものに代わり、ビルの印象も変わりました。


 五稜郭公園前電停で降りた観光客はまず旧ダイエー前で五稜郭の方向がわからず右往左往する光景がよく見られます。
私も2組の観光客から道を聞かれました。

 
 行啓通りを下ったところにインフォメーション(写真)があります。
この場所に立つ歩行者の視線は正面に北海道新聞社が見えます。右斜めに入る道路を進めば五稜郭ですが、このインフォメーションの横の柱の部分に右斜めの矢印と五稜郭公園と書けば最高の道案内になるはずです。







 昭和40年代後半以降、十字街から函館駅前に集中していた。生命保険、損害保険会社は五稜郭地区に自社ビルを建て始めます。その魁が現在のAK函館ビルです。

 このビルは協栄生命ビルとして建てられ、ジブラルタ生命ビルを経て、現在のAKビルになったのですが、テナントは入居していず無人の建物です。平日の日中でもシャッターが下ろされています。




 AKビル(旧協栄生命ビル)の隣に長らく営業していた福留薬店は閉店したのちもしばらく建物があったのですが、今日前を通るといつの間にか建物が取り壊され更地になっていました。






 13時近くなったので、再び旧ダイエー五稜郭店前に戻りました。いまそこは駐輪禁止は何のその、たくさんの自転車が並びます。景観上は好ましくはないのですが、歩道が狭い本町五稜郭地区では駐輪スペースがありません。点字ブロックを塞ぐより、しばらくはこの駐輪に目をつぶるしか無いのかも知れません。
今後、旧ダイエー店舗の再生に向け、駐輪場をどうするのかしっかりと検討をしなければならないと考えます。

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